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FOR COEXISTENCE OF
PEOPLE AND NATURE
― 自然を愛し、自然と共に

自然相手の仕事の苦労

2023-05-31
 写真は、鉾田市でメロンを栽培する島田様のビニルハウスです。鉾田と言えば、メロン、イチゴ、サツマイモ(干し芋)の栽培が盛んですが、その実態を調べるとともに後継者を育てるための方策を考えるために取材しました。写真では、その広さがわかりにくいと思いますが、長いハウスで75mあるそうです。そんなハウスが10以上あるにもかかわらず、島田様は外国人の研修生3名と4人で全ての作業をしているそうです。品種改良をしながらおいしいメロンづくりをしていて、何よりもたいへんなのは温度と水の管理だそうです。天敵は長雨。今年は気温の上昇が早かったために、出荷も2週間早くなってしまったとか。
 島田様、お忙しいところご対応いただきありがとうございました。
 メロン栽培は、収入は見込めるとしても、それが若者にとって魅力のある職業になるか大きな問題です。第一次産業は、自然の変化に大きく左右されます。大規模な設備投資をしても、黒字になる保証はありません。誰が、自然を相手にする仕事を支え保証してくれるのでしょうか。日本は、食品ロスが大きい国であるとともに、食糧の自給率がたいへん低い国です。
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