一覧へ戻る彦根城の造りに思うSDGs2023-05-24 彦根城は多くの大老を輩出した井伊氏十四代の居城ですが、その造りはとても興味深い感じがします。経済性を重視したためか、不規則に曲がった材料が多く、移築した際にくるいが出たのか、または使用済みの材料を再利用したのか、ほぞ穴をふさいだあとがありました。きらびやかさは欠けるかもしれませんが、敵からの防御と曲がり材などの無駄を省くことに重点を置いて築城したことがわかります。城の周りには、広く根を伸ばす植物が植えられ、土塁の頑丈さを高めたのかもしれません。彦根城は、SDGsの実例としても国宝と感じました。